年上幼馴染の一途な執着愛
「お、はよう」
「よく寝てたな。体調大丈夫か? 頭痛くない?」
「ちょっと痛い……」
「そうか、じゃあコーヒー淹れる。フレンチトースト作ったんだけど食べれそう?」
「うん……おいしそう。でもまず、顔洗って歯磨きしたい」
「そうだな。さっきコンビニ行って適当に必要そうなもの買ってきたんだ。洗面所にあるから自由に使っていいよ」
「ありがと……」
言われた通り洗面所に行くと、クレンジングやトラベル用の歯ブラシセットと洗顔フォーム、綿棒にコットン、化粧水まで。これまたトラベル用のシャンプーやコンディショナーまで揃っている。
抜かりないそのラインナップに、ありがたい反面やっぱり女慣れしてるなと文句が言いたくなったものの、
『好きだ』
そんなタイミングで突然昨日の言葉が蘇ってきて、瞬間的に顔を赤くした。
だけど鏡を見ると、メイクもぐちゃぐちゃで真っ赤に頬を染めた自分のやばい顔と目が合ってしまう。
一瞬で冷静に戻り、クレンジングで優しくメイクを落としてから顔を洗い、保湿をしつつ歯磨きをしてリビングに戻る。
シャワーは後から入らせてもらおう……。
「タイミングばっちりだな。ちょうどできたよ。カフェオレでいいか?」
「うん。ありがとう」
昨日の告白なんてなかったかのように、一見普通に見える日向。
だけど、ふとした時に私を見つめるその視線が甘ったるいことに気がつく。
目の前に置かれたフレンチトーストと同じくらい甘い視線が、私を射抜くよう。