可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「そして、ルシア。あなたに礼としてこの魔晶石の核をやろう」

 ドワーフの姫が差しだしたのは、色とりどりの魔晶石が群生した結晶だった。

「これは魔晶石クラスターだ。これは魔晶石の核となるものだ。この欠片を地面に埋めておくと、自然の魔力を集め魔晶石が成長して大きくなる。少し時間はかかるが、手元に置いておけば魔晶石を増やすことができる。ただ悪心を持つ者が触れると涸れるから気をつけるように」

 ドワーフとカーバンクルたちが驚きの声をあげる。

 カイルもファクト子爵も驚き目を見張る。

「ジューレ侯爵家を栄えさせるのは癪だから存在を隠していたが、ルシアにならいいだろう」

 ルシアは恐れおののいた。
< 100 / 458 >

この作品をシェア

pagetop