可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「そんな貴重な物いただけません!」
思いっきり手を振り辞退する。
「私の命がこんな物より価値がないと思うのか。断ると言うことは、私を低く見ると言うことだぞ」
ドワーフの姫に詰め寄られ、ルシアは渋々と受け取る。
「……そこまで言うなら……ありがたくいただきます」
ルシアはそう言うと、魔晶石クラスターを受け取った。
そして、さっそく自分の工具で割ってみる。
澄んだかん高い音が行動に響き渡り、光を放ちながらパキリと欠けた。紫色の石が一粒とれる。
幻想的で美しい光景だ。
ルシアはその欠けた魔晶石の核を、荒れ果てた坑道の壁に埋め込んだ。
パァァと魔晶石が輝いて、坑道の壁に吸い込まれていく。