可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

「この文字を書いた主のもとに案内して!」

 カイルが言うと、青い小鳥はドアに向かって飛んでいく。

 カイルはニィを抱き上げた。

「行こう! ニィ!」

「でも、オイラ、役立たずで」

 ニィはルシアを奪われ、自信を失っていた。

 カイルは首を振る。
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