可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~
「ウルちゃんとよく似てると思ってたけど……」
ルシアは言葉を失った。
「それ、ルシアが作ったやつー」
かわりにニィが答えて、カイルは驚きの声をあげた。
「は? だって、これは、僕の母の形見で……。僕が八歳のときに母が買い求めたと……、え……。ルシア……?」
ルシアはコクリと頷いた。
「これは私が初めて作った魔導具ペンダントだわ」
ルシアも驚いていた。