可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

■ ■ ■

<ルシア! おい、ルシア! 目を覚ませ!!>

「……どうしたの……ウルちゃん……。もう少し寝かせて……」

 毎日毎晩、こき使われてきたルシアは、久々にグッスリと眠っていた。

 突然起こされても瞼がくっつき、目が覚めない。

<しっかりしろ、目を覚ませ!! 儂ら、なにかに囲まれておる!!>

 ウルカヌスの言葉に、ルシアはバッと目をました。

 闇の中に赤い宝石のような物がチラチラと見える。獣の目が光っているのだ。

 ルシアは手元のランプを獣に向けて見た。

 ザワッと獣が毛を逆立てた。

 白いリスのような獣だ。額には赤い宝石が輝いている。太く長い尻尾は警戒しているのかピンと立っていた。

「カーバンクル!?」
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