可愛げがないと捨てられた天才魔導具師は隣国でのんびり気ままな工房生活を送ることにしました!~念願の第二の人生、思う存分ものづくりライフ!~

 ルシアが叫んだと同時に、カーバンクルたちが襲いかかってきた。

 カーバンクルは宝石を守る護神獣である。いつもは、人目につかないところに隠れ住んでいるはずだった。

「え!? なんで? いやぁぁ!!」

 ルシアはとりあえずブランケットを振り回す。

 カーバンクルたちは興奮した様子で次々に襲いかかってくる。

「もしかして、縄張りに勝手に入っちゃったの? ごめんなさい! すぐに出ていくから、怒らないで!!」

 ルシアはカーバンクルを追い払いながらボストンバッグを手にしようとする。

 すると、バッグはカーバンクルに取られてれてしまった。

「ごめんなさい! 許して! それだけは返して!」

 ルシアは慌てて取り返そうとする。

 かといって、カーバンクルを傷付けるのは本意ではなかった。
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