先輩!
「SEXできないから一緒にいる意味ない?俺はそんなの関係なく芽衣といたいんだけど」

「わたしも先輩といたいですけど、申し訳なくて、」

あ、と先輩の顔から怒りが消えた。


「腹痛かったりイライラするんだよな?ごめんな、1人になりたいよな。それなら全然帰るから」

「イライラはそんなしないですし、すぐ薬飲めばお腹も大丈夫だと思います。あの…先輩さえよかったら、予定通り泊ってくれますか?」

「いいの?」

「はい。わたしも先輩と一緒にいたい」

「じゃあまだ早いけど芽衣の家に帰るか。家でゆっくり過ごそう。俺晩飯作るわ」

「な?」と顔を覗き込んだ先輩。


先輩の笑顔はすごい。それだけでわたしも笑顔になれる。


「翔くん大好き」

自然に口をついて出た、先輩の名前。


「いきなりぶっこんだな」


先輩が照れくさそうに笑った。
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