先輩!
「先輩もう合コン行かないでくださいね。お付き合いでも、人数合わせって頼まれても。同期がまた先輩と合コンご一緒したいって言ってましたけど」

「同期?」

「佐々木虎太郎ですサービス部の」

「あああいつね。今度シメよ」

「先輩!」

「冗談だよ。絶対行かない。約束する。言い訳させてもらうと、あの合コンも行きたくて行ったわけじゃないから」

「同期から聞いて、そうだろうなってわかってます」

なんだよ、と先輩がガックリうなだれる。先輩の頭が私の肩に乗せられ、よしよしと頭を撫でてみる。


「もうちょっと秘密の社内恋愛楽しんでもよかったけど、でもこれからは芽衣に男寄ってこないだろ。あいつらすぐ噂広めるだろうしちょうどいいわ。彼氏がいるからごめんなさい。何かあったらそう言えよ」

「はい。先輩も言ってください。先輩を独り占めさせてください」

「うん。して」

ぎゅう、と強く抱きしめられて、わたしも抱きしめ返す。
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