先輩!
「芽衣、好きだよ」


先輩の低い声が耳をくすぐる。その声に、身体が反応したのがわかる。先輩に触れられたい。触れたい。

こんなに近くに顔があるのに、一向に近づかない距離がもどかしくて。


「先輩、キスして?」ついに自分から強請ってしまった。

「どうしようかな」

先輩の顔がいじわるな笑みを浮かべ、右手の人差し指が私の下唇をなぞる。

やだやだやだ!恥ずかしい!


先輩の胸に真っ赤になった顔をうずめて隠す。でも先輩の手に顎を持ち上げられ、それを許してくれない。
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