先輩!
虎太郎たちサポート部が帰った辺りから徐々に招待客が集まり始め、ふたば銀行頭取の姿も見える。

早瀬さんを初め、西営業部長ほか数人が来店者に深々と頭を下げている。

先輩が背筋を伸ばし、ネクタイを締め直す。


「芽衣、仕事だ。顔売るぞ」

「はい!」

「なんて言って名刺交換する?」

「この度は弊社がお手伝いさせて頂きました。わたくし佐々木と申します」

「ん、それプラスシャツのボタン1個開けろ。谷間見せたら契約とれるぞ」

「わかりました」
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