先輩!
「離れがたいのは俺だけ?」


破壊力!

恥ずかしくて顔を逸らすと、両手で掴まれて引き戻される。

「言え」と無言の圧。意地悪な顔しないでください。


「離れたくないです」


満足げな表情の先輩が、やっと両手を離してくれた。


「俺んち来る?今日泊まってよ」

「お泊まりですか?」

「ダメ?来いよ」


頷いた私は、完熟りんごより赤くなっていた自信がある。
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