先輩!
ふわり、降ろされたベッドは先輩のにおいでいっぱいだった。

素肌に触れるシーツが柔らかくて、全身が先輩に包まれてるみたいでますます羞恥が増す。

枕元にあるリモコンで部屋の照明を落とした先輩。「俺は明るいほうが楽しいけど」と怖いことを言いながら残りの着衣を脱がしにかかったので、先輩とスカートの引っ張り合いになった。


「先輩、恥ずかしいです」

「あのさ、そういうの逆効果って知ってる?余計燃えるわ」


先輩にとっては無意味な抵抗だった。

気持ちよくて、恥ずかしくて、気持ちいい。

先輩は私の反応を確かめるように、あれやこれやと探りつつ仕掛けてくる。


「なあ、声もっと聞かせて?我慢すんなよ」


口をきつく結び、目もつぶったまま、いやいやと首を左右に振る。
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