あの頃のきみに栞を。今のきみに僕を。〜夢はきみと結婚すること〜
誠くんの服だってことも忘れて私は誠くんから借りた体操服の裾で次々に頬を流れる涙を拭く。
私はいつからこんな泣き虫になったのだろ。
小さい頃は耐えれてたのに、もう抑えることができない。本当に弱くなったな。
「っ、、ごめんな、さい、、」
「は?いいかげんにしてよ!」
「ごめんなさい、、」
「ごめんなさいじゃないわよ!」
全部私が悪い。
全部私のせい。
「いい加減にしてよはこっちのセリフだよ」
「は?」
「確かにみきちゃんが嘘ついたから君を巻き込んだのかもしれない。でも、そもそもこうなったのって君が原因でしょ?」