セレブ御曹司の恋を遠巻きに傍観するはずだったのですが。 ~能面顔の悪役令嬢は、それでも勘違いに気付かない~
 男性へのお土産としては、シルクのネクタイ又はハンカチを選んだ。

 あとは、香水瓶、トルコランプ、クッションカバー、陶器などを、それぞれ少量ずつ購入しておけば、お土産が足りなくて困ることはないはずだ。

 物だけでは物足りないので、トルココーヒー、トルコワイン、香辛料と小さな甘味も、たくさん購入しておいた。
 

「とりあえずは、これで大丈夫そうだな。」

 偉そうに頷く杵築。私も皆も、かなりの量を購入したので、各々、大部分は、日本の自宅へと発送してもらった。


「じゃあ、残りの時間は、グランドバザールへ行きましょう。」

 グランドバザールには、数百円くらいの安価な商品がたくさんあるのだ。

< 408 / 615 >

この作品をシェア

pagetop