セレブ御曹司の恋を遠巻きに傍観するはずだったのですが。 ~能面顔の悪役令嬢は、それでも勘違いに気付かない~
「百佳ちゃん、覚えているかなあ? パーティで会ったことがあるんだよ。百佳ちゃんが小さい頃と、2年前くらいにも。年賀状も、毎年見ているからね。」
「そうなんですね……。」
どうしよう、やっぱり気持ち悪い。
「ご両親からは、勉強で忙しいと、聞いていたんだけど。3年生は、内部進学が決まったらしいね。百佳ちゃんも決まったのかな?」
「はい、一応。」
「それはおめでとう! 良かったねえ。これからは時間もできるし、お祝いをしなくちゃねえ。」
「いえ、まだ色々と、忙しく……。」
「いやー、それにしても、百佳ちゃんの体操服姿は見たことなかったから、新鮮だよ。」
「はい?」
「高校3年生なんだから、大人みたいなものだけど。そういう格好も、可愛らしくて良いねえ。」
変態議員は、私を上から下までジロジロ、舐め回すように見てきた。
――ウザすぎる!!
「そうなんですね……。」
どうしよう、やっぱり気持ち悪い。
「ご両親からは、勉強で忙しいと、聞いていたんだけど。3年生は、内部進学が決まったらしいね。百佳ちゃんも決まったのかな?」
「はい、一応。」
「それはおめでとう! 良かったねえ。これからは時間もできるし、お祝いをしなくちゃねえ。」
「いえ、まだ色々と、忙しく……。」
「いやー、それにしても、百佳ちゃんの体操服姿は見たことなかったから、新鮮だよ。」
「はい?」
「高校3年生なんだから、大人みたいなものだけど。そういう格好も、可愛らしくて良いねえ。」
変態議員は、私を上から下までジロジロ、舐め回すように見てきた。
――ウザすぎる!!