迷宮階段
☆☆☆
「ねぇ真美、昨日は八木くんと会話が弾んでたみたいじゃん」
翌日の教室で麻衣が珍しく積極的に話しかけてきたと思ったら、そんな内容だった。
麻衣の隣には海人もいる。
「はぁ?」
「恥ずかしがらなくていいじゃん。私廊下から見てたんだから」
覗き見してたなんて、随分といい趣味をしている。私は溜息を吐き出した。
「お似合いだと思うよ? 八木くんと、真美」
クスクスと笑い、海人の腕に自分の腕を絡ませる。
「変なこと言わないでよ」
昨日はあのあと一時間かけてどうにかプリントを仕上げて帰宅したんだ。
結局、交換階段へ行く時間も、遊ぶ時間もなかった。それだけで私にとってはストレスだ。
「えぇ、なんでぇ? ねぇ、海人もお似合いだと思うよね?」
「ねぇ真美、昨日は八木くんと会話が弾んでたみたいじゃん」
翌日の教室で麻衣が珍しく積極的に話しかけてきたと思ったら、そんな内容だった。
麻衣の隣には海人もいる。
「はぁ?」
「恥ずかしがらなくていいじゃん。私廊下から見てたんだから」
覗き見してたなんて、随分といい趣味をしている。私は溜息を吐き出した。
「お似合いだと思うよ? 八木くんと、真美」
クスクスと笑い、海人の腕に自分の腕を絡ませる。
「変なこと言わないでよ」
昨日はあのあと一時間かけてどうにかプリントを仕上げて帰宅したんだ。
結局、交換階段へ行く時間も、遊ぶ時間もなかった。それだけで私にとってはストレスだ。
「えぇ、なんでぇ? ねぇ、海人もお似合いだと思うよね?」