籠の中の鳥 〜囚われの姫と副総長〜
「はい」
髪を手ぐしで整えながら、わたしはドアに向かって返事をした。
無言でドアが開けられ、だれかが入ってくる。
その人物を見て、わたしは息を呑んだ。
やってきたのは、わたしの中の黒髪のヒーロー…。
といっても、わたしが勝手にそう思っていただけで、本当の正体はRISEの仇であるRULERの副総長。
「…わたしになにか用ですか?れ…、玲さん」
威厳漂う副総長のオーラに、わたしは距離を取る。
「同い年なんだから、“玲”でいい。そう怯えるな」
玲はぶっきらぼうにそう言うと、静かに部屋のドアを閉めた。
「…あの、前に路地でチンピラに絡まれているところを助けてもらったんですが、わたしのこと…覚えてますか?」
もしかしたら、よく似た人物なだけかもしれない。
と思っていたけど――。
髪を手ぐしで整えながら、わたしはドアに向かって返事をした。
無言でドアが開けられ、だれかが入ってくる。
その人物を見て、わたしは息を呑んだ。
やってきたのは、わたしの中の黒髪のヒーロー…。
といっても、わたしが勝手にそう思っていただけで、本当の正体はRISEの仇であるRULERの副総長。
「…わたしになにか用ですか?れ…、玲さん」
威厳漂う副総長のオーラに、わたしは距離を取る。
「同い年なんだから、“玲”でいい。そう怯えるな」
玲はぶっきらぼうにそう言うと、静かに部屋のドアを閉めた。
「…あの、前に路地でチンピラに絡まれているところを助けてもらったんですが、わたしのこと…覚えてますか?」
もしかしたら、よく似た人物なだけかもしれない。
と思っていたけど――。