悠久の絃 2
「ただいま〜」


「悠!おかえり!」


はいっ、とスーパーのビニール袋を渡してリビングへ入った。



ソファには顔を真っ赤にして眠っているいと。

頬に手を当ててやると、僕の手が冷たいのか少し強ばりを解いてくれた。


「白菜と、キノコと、人参?と、何これ?まめ、、あ、豚肉もあるじゃん」

「それは豆苗。今日は鍋にしようかなと思って。うどん買ってきたし、米も冷凍庫にあるはず。それも無理だったら、ゼリーでなんとか薬飲ませる。」


キッチンに男2人が並ぶとそれなりに狭いわけで、今日はコンロを出して食べることになった。


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