悠久の絃 2
〜悠side〜
僕と兄ちゃんといとの三人で食事を始めたが、いとの様子がおかしい。
いつもは食べ始めてしばらくするとお喋りに夢中になって手が止まることが多いが、今日は話し始める素振りがない。
それなのに食べる速さはいつもと変わらずゆっくり。
ぼーっとしているのか、考え事をしているのか、疲れて腕が上がらないのか。
「いと、しっかり噛まないと詰まっちゃうよ」
「うん…」
「絃ちゃん、もうお茶碗にお米ないよ?おかわりする?」
「ほんとだ。もう少し食べます」
おかわりなんてこれまでも片手で数えられるかどうかの回数なのに、、
嬉しい反面少し疑問と心配が顔を出してきた。
僕と兄ちゃんといとの三人で食事を始めたが、いとの様子がおかしい。
いつもは食べ始めてしばらくするとお喋りに夢中になって手が止まることが多いが、今日は話し始める素振りがない。
それなのに食べる速さはいつもと変わらずゆっくり。
ぼーっとしているのか、考え事をしているのか、疲れて腕が上がらないのか。
「いと、しっかり噛まないと詰まっちゃうよ」
「うん…」
「絃ちゃん、もうお茶碗にお米ないよ?おかわりする?」
「ほんとだ。もう少し食べます」
おかわりなんてこれまでも片手で数えられるかどうかの回数なのに、、
嬉しい反面少し疑問と心配が顔を出してきた。