隣の席の●し屋くんと、世界一尊い恋をする。
「えーと……なに? 酒々井くんが夢に出てきたってこと?」

「う、うーん……」

「で、殺されたの?」

「そう!殺されたの!」

「なんで」

「えっ、なんで?なんでだろ?わかんないけど、多分あれは殺し屋ってやつだよ!なんの迷いもなかったもん……!」

「あは、殺し屋ウケる~」

「ちがう、美紗ちゃんちがう、呑気にウケてる場合じゃないの」


 美紗ちゃんがくぁ、とあくびをした。


「ひまりはね、漫画とかドラマとか見すぎ。 勉強しろ勉強~」

 
 もう何を言っても変なこと言ってるみたいにとられてしまう。
 私はいじけて地面にえだまめくんを書き始めた。

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