Heart of Innocence 〜きみの願いが叶えばそれだけでいい〜
すぐにわかった、と言われるほど、僕のほうは変わっていないのかと苦笑いだが。
レストランでのランチ中、ふと、真白のしなやかな薬指に指輪が光っていることに気付いた。
これは、何の指輪だ?
もし、婚約なり結婚したのなら、おしゃべり好きな彼女は、きっと報告してくれただろうし、こんな風に二人きりで会うこともしないだろう。
敢えて尋ねたことはなかったが、誰か特定の相手が居るのだろうか。
「その指輪…彼氏にでももらったの?」
さり気なく聞くと、真白はコロコロ笑いながら、
「違う違う!これは母に買ってもらったの」
母から娘に指輪をプレゼントし、それを薬指にはめるものなのだろうか?
「あ、わけがわからない!って顔してるね」
「いやいや!あ…うん。バレた?」
レストランでのランチ中、ふと、真白のしなやかな薬指に指輪が光っていることに気付いた。
これは、何の指輪だ?
もし、婚約なり結婚したのなら、おしゃべり好きな彼女は、きっと報告してくれただろうし、こんな風に二人きりで会うこともしないだろう。
敢えて尋ねたことはなかったが、誰か特定の相手が居るのだろうか。
「その指輪…彼氏にでももらったの?」
さり気なく聞くと、真白はコロコロ笑いながら、
「違う違う!これは母に買ってもらったの」
母から娘に指輪をプレゼントし、それを薬指にはめるものなのだろうか?
「あ、わけがわからない!って顔してるね」
「いやいや!あ…うん。バレた?」