ぴか★すき
「おはよ。
ん?違うんだっけ。

こんにちは、梨柚」



あ…灯耶だあ……

うん、こんにち…


「わあっ!!?」



フローリングの上で寝てしまっていた私の顔を、のぞきこむ灯耶の顔は、息がかかるほど近くて。

寝起きの私には耐えられないほど、甘い笑顔。


思わず後ずさりした私は、見事に後頭部を机にぶつけてしまった。



「い゛でっっ!!」

「うわ、ごめん!
びっくりさせる気はなかったんだけど…」


そう言うと灯耶は、私に近付き、
ぶつけたところを優しくなでてくれた。

…それだけで、痛みなんてどこかへ飛んでゆくよ……。



思わず頬が赤くなった私に、
灯耶は優しく目を細めてからキスをした。





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