クールな御曹司の溺愛は初恋妻限定~愛が溢れたのは君のせい~
幻を見ているような気がして、瞬きもせずに有栖川さんを見つめる。
現在二十八歳の彼。会うのは四年ぶりだけど、私の記憶の中の姿よりもさらに美形で、言葉が出てこなかった。
百八十五センチの長身に、毛先がカールしたライトブラウンの髪。端整な顔立ちをしていて、その琥珀色の美しい瞳は世の女性たちを虜にする。どこぞの王子さまのような容姿で、オーラがすごい。
本当に……本当に帰ってきたんだ。
「あっ、神崎さん、ここにいてよかった。アメリカ支社の有栖川さんが……!?」
慌てた様子で話しだす所長を「時間がない。一緒に来て」と有栖川さんが遮った。そして、私の腕を掴んで、なんの説明もなくスタスタと歩き出す。
「へ?」
周囲にいる人たちが呆気に取られた様子で見ていたが、一番驚いているのは私だ。
わけがわからぬまま正面玄関に連れていかれると、運転手付きの黒塗りの車が停まっていた。
「乗って」
背中を押されて、彼と後部座席に座る。
現在二十八歳の彼。会うのは四年ぶりだけど、私の記憶の中の姿よりもさらに美形で、言葉が出てこなかった。
百八十五センチの長身に、毛先がカールしたライトブラウンの髪。端整な顔立ちをしていて、その琥珀色の美しい瞳は世の女性たちを虜にする。どこぞの王子さまのような容姿で、オーラがすごい。
本当に……本当に帰ってきたんだ。
「あっ、神崎さん、ここにいてよかった。アメリカ支社の有栖川さんが……!?」
慌てた様子で話しだす所長を「時間がない。一緒に来て」と有栖川さんが遮った。そして、私の腕を掴んで、なんの説明もなくスタスタと歩き出す。
「へ?」
周囲にいる人たちが呆気に取られた様子で見ていたが、一番驚いているのは私だ。
わけがわからぬまま正面玄関に連れていかれると、運転手付きの黒塗りの車が停まっていた。
「乗って」
背中を押されて、彼と後部座席に座る。