❤️俺にお前の心をくれ~若頭はこの純愛を諦められない
「由梨、東條ホールディングスを辞めて、東條とも婚約破棄しろ」

「はい、でもアパートと仕事を探さないと……」

今まで、由梨の方に顔を向けなかった健吾は、身体を由梨の方に向けた。

そして、由梨の腕を引き寄せ抱きしめた。

「俺のマンションにこい」

「でも、それじゃあ、健吾さんに迷惑がかかります」

「バ〜カ、由梨は俺に囲われてるんだぞ、俺のそばにいて、毎日俺に抱かれろ」

由梨は真っ赤な顔をして俯いた。

健吾は由梨の顔を覗き込んで、唇にキスを落とした。

健吾は由梨をシートに押し倒して、首筋に唇を這わせた。

「ああ、健吾さん、ダメ、見えちゃう」

「心配するな、外から中は見えない」

健吾は由梨を抱いた。

「ああ、健吾さん」

「由梨、最高だ」

健吾は由梨をギュッと抱きしめた。

由梨は言葉とは裏腹に健吾を求めていた。

「健吾さん、キスして」
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