監獄学園にやってきたクズな大罪人は、男ぎらいな次席看守さまを落としたい。


 あぁ、耳ざわりにもほどがある…。

 こうやって言いわけをかさねる男がだいっきらい。

 自分の罪を認めようとしない男が…!




「あなたのストレス解消にっ、なんの罪もない女性が利用されるいわれはありません!あなたは1人の女性の人生をこわしたんです!」


「うっ…!」


「あなたのせいで、被害者は心に消えない傷を負った!とつぜん日常を断たれた!いま意識がもどっているかどうかもわからない!」


「ぐぅっ…!」


「だれが見てもあなたの罪が重いから!あなたは少年刑務所に送られてきたんです!ここは言いわけをする場所じゃないっ」




 ぐぐぐ、と103番の胸ぐらを掴む手に力をこめて、その体をうしろの壁に押しつける。
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