監獄学園にやってきたクズな大罪人は、男ぎらいな次席看守さまを落としたい。
きっ、と108番の背中をにらんで、私は彼に近づいた。
足払いをしかけてベッドに押さえつけようと、足を伸ばすと、108番は避けるようにふり返って、逆に足払いをしてきた。
「わっ!」
体がまえにたおれて、あわてて受け身を取る。
ベッドにぼすんとたおれこんだ私は、すぐに顔を上げて…両手を頭の上で手早く拘束された。
「なっ…!」
「俺のほうが実戦慣れしてるみたいだな。っていうか、なんかいつもより気ぃ抜けてねぇ?おチビちゃん」
からかうようにチビと呼ばれて、かぁっと赤面する。
足を使ってこの状況から抜け出そうとすると、ひざを乗せて押さえつけられた。
せっかくみがいた体術も、ここまで体を押さえられていると活かせない。
足払いをしかけてベッドに押さえつけようと、足を伸ばすと、108番は避けるようにふり返って、逆に足払いをしてきた。
「わっ!」
体がまえにたおれて、あわてて受け身を取る。
ベッドにぼすんとたおれこんだ私は、すぐに顔を上げて…両手を頭の上で手早く拘束された。
「なっ…!」
「俺のほうが実戦慣れしてるみたいだな。っていうか、なんかいつもより気ぃ抜けてねぇ?おチビちゃん」
からかうようにチビと呼ばれて、かぁっと赤面する。
足を使ってこの状況から抜け出そうとすると、ひざを乗せて押さえつけられた。
せっかくみがいた体術も、ここまで体を押さえられていると活かせない。