パブリックダーリン~私と彼と彼氏~
今日の体育祭実行委員会は体育祭に向けての最後の会議で今まで話合ってきたことの最終確認って感じ。
当日の流れとそれぞれの役割、ルールチェックとか3年の委員長の話を聞きながら主にうんうんて頷くのが今日の会議内容ね。
クラスごとに男女の委員が隣に座るから私の隣はもちろん彗くん♡
「オレいっちばん最初のやつ出るんだよね」
体育祭プログラムを見ながら彗くんが指を差した。
「100メートル走?」
「うん、超気合い入る!やっぱ最初が肝心って言うじゃん?」
「100メートル走の時ね、私タスキかける係だよ」
私の体育祭実行委員としての仕事、競技が終わった人に順位の書かれたタスキをかけること。
誰が何番とかわからなくなっちゃうといけないからゴールでスタンバイして待ってるんだ。
てことはつまり、ゴールで彗くんが来るのを待ってるってこと。
「私1位のタスキかける係なの」
「え、そーなの!?」
「だから、絶対1番でゴールしてよね」
「うん!!」
一応ここまでひそひそ話してたつもりなんだけど、彗くんがお得意の元気な声で返事をするからさっき手伝ってもらって上機嫌だった野田先生に静かにって怒られちゃった。
すみませんって謝った彗くんが人差し指を立ててしーっと唇に当てた。
しーってするのは彗くんなんだってば。
それがおかしくて笑っちゃたよ。
運動は好きじゃないけど、体育祭は楽しみかも。
だって彗くんと一緒ならなんでもー…
当日の流れとそれぞれの役割、ルールチェックとか3年の委員長の話を聞きながら主にうんうんて頷くのが今日の会議内容ね。
クラスごとに男女の委員が隣に座るから私の隣はもちろん彗くん♡
「オレいっちばん最初のやつ出るんだよね」
体育祭プログラムを見ながら彗くんが指を差した。
「100メートル走?」
「うん、超気合い入る!やっぱ最初が肝心って言うじゃん?」
「100メートル走の時ね、私タスキかける係だよ」
私の体育祭実行委員としての仕事、競技が終わった人に順位の書かれたタスキをかけること。
誰が何番とかわからなくなっちゃうといけないからゴールでスタンバイして待ってるんだ。
てことはつまり、ゴールで彗くんが来るのを待ってるってこと。
「私1位のタスキかける係なの」
「え、そーなの!?」
「だから、絶対1番でゴールしてよね」
「うん!!」
一応ここまでひそひそ話してたつもりなんだけど、彗くんがお得意の元気な声で返事をするからさっき手伝ってもらって上機嫌だった野田先生に静かにって怒られちゃった。
すみませんって謝った彗くんが人差し指を立ててしーっと唇に当てた。
しーってするのは彗くんなんだってば。
それがおかしくて笑っちゃたよ。
運動は好きじゃないけど、体育祭は楽しみかも。
だって彗くんと一緒ならなんでもー…