キケンな夜、追われる少女は、ヒミツの甘園へ迷いこむ





と疑問を抱えながら課題を終わらせていると、途中で寝てしまったらしい。

現在、ちょうど0時。

わぁ、しまった……。


「まだお風呂にも入ってないのに」


はぁ、と。ため息をついた後、喉の乾きを覚える。


水がほしくてキッチンに行くためにドアを開け……ようとして、やめた。

なぜなら、洗濯室で会った使用人さん達の言葉を思い出したから。



――お嬢様がこんな場所へこられるのは、これっきりにしてくださいね。でないと私たちが怒られますから



「……やっぱり持ってきてもらおう」


私の身勝手な行動で、使用人さん達が怒られるのは嫌だもん。

呼び鈴を鳴らすと、内線の電話がかかってきた。


『どうされましたか?』

「あ、夜中にすみません。喉が渇いてしまって」

『水がいいですか? それとも寝つきやすいようハーブティーなど』

「お、お水で大丈夫ですっ」


その後「すぐ持っていきますね」という言葉と共に電話は切れる。

うぅ、久しぶりの内線。緊張した……。
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