Snow magic








「……。ねぇ…、…私も…っ、好き!いなくなってからも忘れられなくてずっとずっと大好きなの!だから…お願い……もう、いなくならないで……っ。」





ずっと言いたくて…、でも我慢してた言葉。



 
ねぇ……、柚燈。


私は、あなたが思っている以上にあなたのことが大好きなんだよ……っ。

何も望まない。ただ、柚燈は私の隣にいてくれるだけでいいから。


2度といなくならないで……。







「…うん。ほんと、ごめん。もう逃げないから。」

と言った柚燈はすごく優しい声色で力強く頷いた。




「…スンッ、今の…絶対に約束だよ…っ!ずっと待ってた、帰って来るの…!」
 


大好きな彼が帰ってきたことに涙が止まらなかった。

嬉しかった。



また柚燈と一緒にいて、一緒の時を過ごして笑い合えることが。







「……っ、ありがとう。……ねぇ、椛。」


改まって何かを覚悟したような声色だった。




「うん?」






「……もう絶対離さないって約束する。だから………。

…だから、もう1度俺の彼女になってください。」




「……っ。」







「………。もちろんだよ…っ!私が好きなのは、ずっとずっと柚燈だけだから。こちらこそお願いしますっ!」



そういうと、少し体を離し腕を引っ張られて次の瞬間には柚燈の腕の中にいた。



昔みたいに抱きしめられていることを実感すると胸が熱くなってきた。
まるで付き合った当初みたいに、恥ずかしくて嬉しくて心拍数も上昇してくる。





「……大好きだよ、椛。」


耳元で甘く囁かれ高鳴った胸がきゅっと疼く。




「うん…、私も。好き。」


そう言って柚燈を抱きしめ返す手に力を込めた。


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