Snow magic




……ほんと、柚燈はいつも突拍子もなく重要なことを言う。


なんて考えられたのは後からだった。





「……っ!え……っ、え…?ほん、とう…?」


信じられなさが大半で少しだけの期待も混じった柚燈を好きだという気持ちしか胸になかった。




「うん、ほんとだよ。」

ほんとのほんとなの……?




本当にまだ柚燈は………


私のことが好き……?





「うん。こんな不自由者が、隣にいたって迷惑かけるから、諦めようと思ったけど、無理だった。もう、ずっとずっと好きだ。……この数年、椛のこと忘れたことなんてなかった。」



「本当のほんと?これ、またいなくなる前触れとかじゃないんだよね……?」


信じられなさすぎて面倒くさいくらいに何度も繰り返し、確かめた。




「うん、ほんとだよ。もう絶対にいなくならない。ずっと椛の隣に居る。……もー、呆れるくらい椛のこと好きだから。」


でも…、本当にいなくなることなんて全く考えていなさそうに返事が返ってきたから、何度聞いたかわからないくらいのほんとだよって言葉を聞いてやっと実感できた。



心がじんわり温かくなる。




……ほんとにほんと、なんだ……っ!


今でも柚燈は私を……。



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