Snow magic
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「ねぇ桜也。」

「んー?」


椛がいなくなったリビングにて、光杞と桜也は話していた。




「どうして、ユズを思い出させることなんてしたの?」

光杞の口調はまるで桜也を責め立てるようだった。



「……そろそろ、真実を伝えたほうがいいんじ
ゃねーかなと思っただけ。」


…それに光杞、夜呼び出して伝えるつもりだろ?と付け加えて、なんでもお見通しというように光杞の目を見据える桜也。



「そーだね。……さすがに言ったほうがユズのためだよ。あいつもバカだから何もわかってない。」


責め立てるような表情から一転、桜也に見抜かれた光杞は諦めたようにふっと笑って優しそうに目を細めた。



まるでそれは誰かを愛するような……温かい顔だった。



そんな光杞を桜也は読めない顔でじっと見つめ
ていた。


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