Snow magic
「ねぇ……、会いたいよ…っ、柚燈。」
思わず呟いた。
呟かずには………、いられなかった。
そんなとき、突然のことだった。
カツコツカツコツッ
ヒールのような……
何かで地面を叩くような音がした。
誰か来たのかな……?ってか、そろそろ私も行かなきゃだ、時間もうすぐだよね。
音にハッとして、駅の方のカフェへ戻ろうとしてふり向いた瞬間。
目に入ったのは、1人の男性。
そんな彼を見て…、私は目を疑った。
自分は夢でも見ているんじゃないかって。
だって……、
だって……、だって……!!