Snow magic





「ねぇ、椛。」



あれからどれだけ経ったのかはわからない。


けど、私たちはずっと何も言葉を発さず、静かに夜空を見上げていた。

綺麗な星を一目も逃さぬように見つめていた。





「ん、何?」 


何気なく星空から目を離して柚燈を見た。

 




「……好きだよ。」


「えっ………?えっ?!」



突然呟かれた言葉。


本当に予兆とかは一切何もなく、突然だった。


あまりにも突然すぎて普通に頭が驚きとはてなで埋め尽くされる。





「……椛のこと、好きだ。」



再度言われて意味は伝わったが、突然過ぎて頭が追いつかなかった。




「え……っと、え…柚燈が…、私を……?」


「そ。ずっと、昔から好きだよ。」


3度目でやっと、実感する。

  

柚燈が岩場を降りて近づいてきたから、柚燈の顔が見えるようになった。



「……っ!!」


その瞬間、私は言葉を失うくらいに驚いた。


< 33 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop