Snow magic
「ねぇ、椛。」
あれからどれだけ経ったのかはわからない。
けど、私たちはずっと何も言葉を発さず、静かに夜空を見上げていた。
綺麗な星を一目も逃さぬように見つめていた。
「ん、何?」
何気なく星空から目を離して柚燈を見た。
「……好きだよ。」
「えっ………?えっ?!」
突然呟かれた言葉。
本当に予兆とかは一切何もなく、突然だった。
あまりにも突然すぎて普通に頭が驚きとはてなで埋め尽くされる。
「……椛のこと、好きだ。」
再度言われて意味は伝わったが、突然過ぎて頭が追いつかなかった。
「え……っと、え…柚燈が…、私を……?」
「そ。ずっと、昔から好きだよ。」
3度目でやっと、実感する。
柚燈が岩場を降りて近づいてきたから、柚燈の顔が見えるようになった。
「……っ!!」
その瞬間、私は言葉を失うくらいに驚いた。