Snow magic



そして……迎えたその日の夜。





「うっわぁ…!なに、これ……っ!?めっちゃすごい……っ!」



私は思わず叫んだ。
あのときは本当にめちゃくちゃらしくなく興奮していた。




入り江から見えた流星群があまりにもすごかったから。

すごいだけでは語彙力がなさすぎて何一つとして伝わらないのは分かっているけど。




アクア色が一番近いのだろうか。

水色の星が白く輝いて降ってくる。




まるで……これ……




「光る雨みたい……。」


「さすが椛、せーかい。これ、気温とか場所とか条件が合ったところで稀に見れる幻の流星群、通称レインスターだってさ。」



どうやら、心の声が漏れていたらしい。


少し離れたところの岩に腰を掛けていた柚燈が静かに呟いた。




こんな流星群、二度と見れないかもね。


なんて柚燈が笑いながら言うから、私は柚燈をちらりと見ながら思った。




二度と見れないかもしれないこの流星群を大好きな柚燈と見れてよかった。



心の底からそう思ったんだ。



< 32 / 112 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop