Snow magic




「おはよ〜起きた?椛。」


「おはよ……、って、え?なんで…、私ここに…?」 


目をパッと開けた椛は誰が見ても分かるくらい戸惑いの表情を浮かべている。




「ブッ。あはは…っ、」


桜也がいきなり笑い出した。

あの桜也がいきなり爆笑だなんて珍しい、そんなに面白いか?




「え…っ、桜也が爆笑してる……?怖いんだけど……、え…?」


大げさなくらい驚いている椛と、爆笑し始めた桜也。


色々とカオスすぎる。 




でも……

本来いつも私たちはこんな感じだった気がする。


誰か、まぁほとんどユズが、突拍子もない行動をして、それに桜也がツッコんで。

結局2人でふざけ始めて最後は椛に静かにツッコまれて終わるみたいなことを繰り返してた。



ユズがいなくなって、あのあとも私たちの関係は何1つ変わっていない。




それでも……

ユズが戻ってきて、ずっと逸らしていたいたことに目を向けることで、やっと明るい日が戻ってきた気がする。





……あーあ、何でもっとはやく話さなかったんだろ。



つられて私も大笑いながら、そう思った。


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