Snow magic
「じゃあ、俺らの目的は一緒ってことで。どーする?」
「んー。どうしよっかなぁ…。」
どこかに連れてって2人を会わせたいんだけど………
ユズと、椛の馴染み深い…、思い出のある場所で会わせるのが1番いいと思うんだよなぁ……、
………ん?
「あ、ねぇ!椛とユズが2人でよく出かけてたのってどこだっけ?」
「あー…。ラバチャだっけか。」
「あそうだ、それ!そこに2人を連れて行かない?」
ラバチャっていうのは、ここから30分ぐらい電車を乗り継いで行ったところにある、ラビッツ・バーチャルパークのことだ。
そこは、田舎の方で栄えてはいないけど、写真映えスポットとして多くの観光客が訪れるあるキャラのテーマパークってことで話題の観光スポットだ。
それにユズが目が見えなくなるはるか前、ラバチャも話題になる前から2人がずっとデートで行っていた場所だ。
だから多分、2人にとって思い入れの強い特別な場所のはずだ。
「決定だな。じゃ、俺が柚燈を、光杞が椛を連れてラバチャで会わせて2人で行動させればいーか。」
「うんうん!」
わー、見てるだけの傍観者なのにテンション上がってきた〜。
自然と私の口角は上がってのが分かる。
やっとまた幸せそうな2人を見れる一歩手前まで戻ってきたのだから。
「……んん。」
なんて思ってると、やっと椛が目覚めたようだ。