問題児は座敷わらし
これが最初で最後
それから月日は流れる。

やっと学校に慣れてきた頃。
廊下から大きな物音がした。
何事かと廊下に出ると、とある生徒が先生に叱られているところをだった。
他にも何事かと様子を見ている生徒がたくさんいた。
生徒の方は怯えて下を向いており、先生は叫ぶように怒っていた。

人はあんなに怒れるのか。
そのくらい先生は怒っていた。
怒っていたというより怒鳴っていた、の方が正しい。

プリントが彼らを中心に散らばっていた。



騒ぎを聞きつけた先生が止めに入っていった。

止めに入ったのは、以前僕に屋上に行かなかったか、と聞いてきた先生だった。

止められたから怒鳴っていた先生は、ただ一人でプリントを拾っていた。

そして静かに、何事もなかったかのように教室に戻っていった。廊下のざわめきも戻る中、先生たちの背筋は伸びていた。
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