極上ドクターは再会したママとベビーを深い愛で包み込む
今日は拓斗のワクチン接種の日。仕事を抜けさせてもらって、保育室に拓斗を迎えに行った。
「どこいくの?」
「んーとねえ……ちょっとお医者さんにみてもらうの」
「おいしゃさん?」
拓斗は首を捻る。チクンするんだよ、なんて言おうものなら泣いて暴れるから言い方に迷う。
「小鳥遊拓斗くん」
待合室で名前を呼ばれ、診察室へ入る。担当は康太くんだ。
「今日何か変わったことは?」
「保育士さんからはいつも通りだったと聞いています。昨夜も元気でしたし、お熱もないです」
「そうか。よし、拓斗くん、ちょっと腕出してね。菜乃花、ここおさえておいて」
ここで拓斗は以前のワクチン注射を思い出したのか、それとも嫌な予感がしたのか、「やだあ」と泣き出してしまう。
「大丈夫。すぐ終わるよ」
針が入った瞬間、やはり痛かったようでさっきよりも大泣きしたけれど、無事に接種は済んだ。
「拓斗、頑張ったねえ。終わったよ」
ぎゅっと抱っこして宥めると、拓斗は少し落ち着いたようだった。
「副反応は出ないと思うけど、一応注意しててね」
「はい、ありがとうございました」
「あと……」
康太くんは言葉を濁す。
「話があるんだ。夕方、少し時間をくれないか」
深刻そうな表情に疑問を持ったけれど、「わかりました」と答えた。
頭を下げて診察室を出る。拓斗はさっきのことをもう忘れたみたいにケロッとしていた。まだ午後の仕事があるため、拓斗を再び保育室へと送り、私は小児科病棟へと戻った。
「どこいくの?」
「んーとねえ……ちょっとお医者さんにみてもらうの」
「おいしゃさん?」
拓斗は首を捻る。チクンするんだよ、なんて言おうものなら泣いて暴れるから言い方に迷う。
「小鳥遊拓斗くん」
待合室で名前を呼ばれ、診察室へ入る。担当は康太くんだ。
「今日何か変わったことは?」
「保育士さんからはいつも通りだったと聞いています。昨夜も元気でしたし、お熱もないです」
「そうか。よし、拓斗くん、ちょっと腕出してね。菜乃花、ここおさえておいて」
ここで拓斗は以前のワクチン注射を思い出したのか、それとも嫌な予感がしたのか、「やだあ」と泣き出してしまう。
「大丈夫。すぐ終わるよ」
針が入った瞬間、やはり痛かったようでさっきよりも大泣きしたけれど、無事に接種は済んだ。
「拓斗、頑張ったねえ。終わったよ」
ぎゅっと抱っこして宥めると、拓斗は少し落ち着いたようだった。
「副反応は出ないと思うけど、一応注意しててね」
「はい、ありがとうございました」
「あと……」
康太くんは言葉を濁す。
「話があるんだ。夕方、少し時間をくれないか」
深刻そうな表情に疑問を持ったけれど、「わかりました」と答えた。
頭を下げて診察室を出る。拓斗はさっきのことをもう忘れたみたいにケロッとしていた。まだ午後の仕事があるため、拓斗を再び保育室へと送り、私は小児科病棟へと戻った。