私はお守りじゃありません! ~現代の大奥で婚約バトル!? 呪われた御曹司が「君は俺のお守りだ」と甘えてきます~
「それまだつけてるんですか」
一鈴が作ったチャチな鏡のペンダントだ。
「君も、俺があげたダイヤをつけてくれてるんだな」
「仕方なく、です」
穂希は苦笑してシートベルトを締め、ギアを動かす。
「今どきマニュアル? 億の値段なのに?」
「これがいいんだよ」
爆音を響かせ、車は発進した。
高速にのった車は富士山の近くで降り、浅間神社に向かう。
駐車場に止まった穂希の車は周りから浮いていた。
穂希がトランクを開ける。
その開き方にまた驚かされた。車体側ではなく、リアウイング側を支点として開いた。
そこにあるのはトランクではなくエンジンだった。
その横の小さなボックスを開け、穂希は紙袋を出した。中に御札の束が入っている。
「トランクちっさ! 日本車にすればいいのに」
「でもこの形はないからなあ」
穂希は逆の手順でエンジンフードを閉めた。
「めんどくさい車」
一鈴の心底嫌そうな顔を見て、彼は苦笑した。
穂希に手を繋がれ、境内に向かう。
「手、つながないとダメですか」
「君以外はダメなんだろう?」
「私もやめてほしいです」
「ケチなこと言うな」
「ケチですけどなにか」
言い返すと、穂希は笑った。
お参りをして、御札を受付で渡した。今度は穂希は「お気持ち」の意味を間違えなかった。
「道の駅、近いんですね」
「寄ってみるか」
穂希は道の駅に車を走らせた。
売店を見た一鈴は目を輝かせた。
「溶岩からあげに、富士山ソフト」
溶岩からあげは真っ黒で、富士山ソフトは水色の上に白いソフトの二重だった。
おなかがぐう、と鳴った。
一鈴が作ったチャチな鏡のペンダントだ。
「君も、俺があげたダイヤをつけてくれてるんだな」
「仕方なく、です」
穂希は苦笑してシートベルトを締め、ギアを動かす。
「今どきマニュアル? 億の値段なのに?」
「これがいいんだよ」
爆音を響かせ、車は発進した。
高速にのった車は富士山の近くで降り、浅間神社に向かう。
駐車場に止まった穂希の車は周りから浮いていた。
穂希がトランクを開ける。
その開き方にまた驚かされた。車体側ではなく、リアウイング側を支点として開いた。
そこにあるのはトランクではなくエンジンだった。
その横の小さなボックスを開け、穂希は紙袋を出した。中に御札の束が入っている。
「トランクちっさ! 日本車にすればいいのに」
「でもこの形はないからなあ」
穂希は逆の手順でエンジンフードを閉めた。
「めんどくさい車」
一鈴の心底嫌そうな顔を見て、彼は苦笑した。
穂希に手を繋がれ、境内に向かう。
「手、つながないとダメですか」
「君以外はダメなんだろう?」
「私もやめてほしいです」
「ケチなこと言うな」
「ケチですけどなにか」
言い返すと、穂希は笑った。
お参りをして、御札を受付で渡した。今度は穂希は「お気持ち」の意味を間違えなかった。
「道の駅、近いんですね」
「寄ってみるか」
穂希は道の駅に車を走らせた。
売店を見た一鈴は目を輝かせた。
「溶岩からあげに、富士山ソフト」
溶岩からあげは真っ黒で、富士山ソフトは水色の上に白いソフトの二重だった。
おなかがぐう、と鳴った。