惑わし総長の甘美な香りに溺れて
そんな二人を見て、改めて良かったと思っていたら……。
「つーか、見せつけないでくんねぇ? 俺はモモとのことヒミツだってのに」
今日の朝は珍しく私と一緒にいる陽。
窓際に寄りかかる様に並んで立ちながら、恨めしそうに呟いていた。
「は、陽!?」
黙っててって言ったのに、なんでバラすような言い方するの!?
驚いて非難するように声を上げると、キョトンとした顔で返された。
「え? モモ、杉さんには話しちゃったって言ってただろ?」
「でも加藤くんには――」
「あ、ごめん!」
加藤くんには言ってないよ! と続けようとしたけれど、途中で景子に謝罪の言葉を遮られた。
「久斗には話しちゃったんだ。久斗も萌々香にも悪いコトしたって気にしてて……心配してたから、つい」
「ちょっ!? ……はぁ、まあいいよ」
一瞬文句を言いそうになったけれど、加藤くんも私のことを心配してくれたからって理由があるみたいだし。
言いふらしたりしなければいいや。
「でも、絶対にヒミツだからね!? 言いふらしたら許さないんだから」
「勿論言わねぇよ」
私の念押しに、加藤くんは真面目な顔で頷いた。
「つーか、見せつけないでくんねぇ? 俺はモモとのことヒミツだってのに」
今日の朝は珍しく私と一緒にいる陽。
窓際に寄りかかる様に並んで立ちながら、恨めしそうに呟いていた。
「は、陽!?」
黙っててって言ったのに、なんでバラすような言い方するの!?
驚いて非難するように声を上げると、キョトンとした顔で返された。
「え? モモ、杉さんには話しちゃったって言ってただろ?」
「でも加藤くんには――」
「あ、ごめん!」
加藤くんには言ってないよ! と続けようとしたけれど、途中で景子に謝罪の言葉を遮られた。
「久斗には話しちゃったんだ。久斗も萌々香にも悪いコトしたって気にしてて……心配してたから、つい」
「ちょっ!? ……はぁ、まあいいよ」
一瞬文句を言いそうになったけれど、加藤くんも私のことを心配してくれたからって理由があるみたいだし。
言いふらしたりしなければいいや。
「でも、絶対にヒミツだからね!? 言いふらしたら許さないんだから」
「勿論言わねぇよ」
私の念押しに、加藤くんは真面目な顔で頷いた。