雪の匂いにキミとの恋を
「一生……許してあげないから……」

「うん……」

「でも……これからはずっと……琢磨の隣にいさせてよね」

私の言葉に琢磨が一瞬驚いてから、綺麗な二重の目をふっと細めた。

「もう離さない」 

琢磨が私の顎を持ち上げる。

そして私が琢磨の首に両腕を回せば、真っ白な雪と一緒に琢磨のキスが降ってくる。

「琢磨、大好きだよ」  

私は空からの白い粒がぼたん雪に変わったのを見つめながら、もう二度と離すことがない、雪の匂いのするキミとの恋をぎゅっと強く抱きしめた。





おしまい⛄️

2023.12.29 遊野煌

※フリー素材です
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