KISSでチェンジ!
自分の胸に手を当てて深呼吸を繰り返すと、少しだけ緊張が解ける。
大丈夫。

良明も一緒なんだから。
自分自身にそう言い聞かせて鞄を握りしめる。

今日の鞄はいつも以上に重たく感じられる。
「行こう」

良明に促されて純は大きく頷いたのだった。
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