僕の秘書に、極上の愛を捧げます
あれ・・いない。
彼女がいたはずの場所はシーツが冷えていて、俺は慌てて起き上がり彼女を探す。
「嘘だろ・・」
ベッドの周りにあった彼女の衣類も無い。
俺は右手で前髪をグシャっとつかんだまま、何かマズイことでもしただろうかと、昨晩ここに着いてからのことを順番に思い出す。
困らせることを言ったか?
気持ちが先走って、優しくできなかったか?
明け方に、今日も一緒にいたいと伝えたのは迷惑だったか?
どこかで、嫌な思いを・・させたんだろうか・・。
悪い方向にばかり気持ちが向かい、呆然としていた。
ガチャッ。
別の部屋のドアが開く音がして、俺は寝室を飛び出る。
「あ、専務・・・・えっ、えっ?」
寝室のドアの先には彼女がいて、身支度を整えた後のようだった。
でも帰したくなくて、そのまま腕の中にきゅっと閉じ込めた。
「翔子、もう『専務』呼びに戻ってるよ」
「あ・・」
「ふたりの時は名前を呼んでほしいな」
「・・・・」
彼女が家にいてくれたことにホッとしている俺とは裏腹に、彼女は気持ちが沈んでいるようにも見えた。
「もしかして・・後悔してる? 嫌な思いをさせただろうか・・」
敢えて彼女の顔を見ずに言うと、彼女は首を左右に振り『そうじゃなくて・・』と呟きながら顔を上げる。
「専務は・・後悔してませんか?」
「してないよ。目が覚めたら、翔子がいなくて焦ったくらいだ」
「えっ」
「好きだよ」
彼女にも、俺を『好き』だと言ってほしい。
だから、俺が先に『好き』を口にした。
ほんの少しの沈黙の後に、彼女が『私も・・』と呟く。
「ん?」
「私も・・好きでいていいですか? 恭介・・さん」
イエスの返事代わりに、俺は彼女の唇に少し長めの口付けを落とした。
彼女がいたはずの場所はシーツが冷えていて、俺は慌てて起き上がり彼女を探す。
「嘘だろ・・」
ベッドの周りにあった彼女の衣類も無い。
俺は右手で前髪をグシャっとつかんだまま、何かマズイことでもしただろうかと、昨晩ここに着いてからのことを順番に思い出す。
困らせることを言ったか?
気持ちが先走って、優しくできなかったか?
明け方に、今日も一緒にいたいと伝えたのは迷惑だったか?
どこかで、嫌な思いを・・させたんだろうか・・。
悪い方向にばかり気持ちが向かい、呆然としていた。
ガチャッ。
別の部屋のドアが開く音がして、俺は寝室を飛び出る。
「あ、専務・・・・えっ、えっ?」
寝室のドアの先には彼女がいて、身支度を整えた後のようだった。
でも帰したくなくて、そのまま腕の中にきゅっと閉じ込めた。
「翔子、もう『専務』呼びに戻ってるよ」
「あ・・」
「ふたりの時は名前を呼んでほしいな」
「・・・・」
彼女が家にいてくれたことにホッとしている俺とは裏腹に、彼女は気持ちが沈んでいるようにも見えた。
「もしかして・・後悔してる? 嫌な思いをさせただろうか・・」
敢えて彼女の顔を見ずに言うと、彼女は首を左右に振り『そうじゃなくて・・』と呟きながら顔を上げる。
「専務は・・後悔してませんか?」
「してないよ。目が覚めたら、翔子がいなくて焦ったくらいだ」
「えっ」
「好きだよ」
彼女にも、俺を『好き』だと言ってほしい。
だから、俺が先に『好き』を口にした。
ほんの少しの沈黙の後に、彼女が『私も・・』と呟く。
「ん?」
「私も・・好きでいていいですか? 恭介・・さん」
イエスの返事代わりに、俺は彼女の唇に少し長めの口付けを落とした。