僕の秘書に、極上の愛を捧げます
「ニューヨークに来ることになって、分かったんです」
「え・・?」
「恭介さんにしか、抱えられないものがあるんでしょう? 私の存在がそれを妨げるのは、私も本意ではないから・・。
だけど、仕事のパートナーとして必要とされたことは、なかなか自信が持てなかった私に自信をくれた。今は、それだけで充分頑張れます」
それだけで、充分・・。
俺も、彼女に対して同じようなことを感じた。
『近くにいてくれる・・それだけで充分だ・・』
そうだな。
いや、でも、何かが違う。
俺は、俺の恋人としてそばにいてくれることを望んでいるのだから。
「『上司と部下の関係』に戻るしかないだろうか・・。もう、遠藤さんとは何か約束を?」
「え・・?」
「そうなってしまったのも俺が原因だから、もちろん責めるつもりなんてないんだけど・・。手遅れだったなと思って」
「手遅れって・・どういう・・」
混乱しているような感情の表情を見て、まだ何も説明していないのだと気づいた。
自分の気持ちばかり先走っていて。
「ごめん、そうだね。話さなければいけないことがいろいろとあるんだけど、一番最初に伝えなければいけないのは、どうして俺が翔子に連絡を取らなかったか・・だよね?」
彼女は肯定も否定もせずに、俺の顔をじっと見ている。
「俺がいま手掛けているのは事業譲渡だ。
それも、業界にちょっとしたインパクトを与えるような事案なんだ。だから、俺には日本を出るときから既に情報屋が付いていた。理紗を追ってきた情報屋が、俺の方が本命だと思ったんだろう。
そうなるんじゃないかと予測もできていたんだが、思いの外しっかりとマークされていてね。俺から情報が漏れないと分かったら、もしかしたら翔子がターゲットになるかもしれない。俺がそばにいられない状況で、怖い思いをさせたくなかったんだ。
だから・・・・だからプライベートの連絡を全て絶った」
「え・・?」
「恭介さんにしか、抱えられないものがあるんでしょう? 私の存在がそれを妨げるのは、私も本意ではないから・・。
だけど、仕事のパートナーとして必要とされたことは、なかなか自信が持てなかった私に自信をくれた。今は、それだけで充分頑張れます」
それだけで、充分・・。
俺も、彼女に対して同じようなことを感じた。
『近くにいてくれる・・それだけで充分だ・・』
そうだな。
いや、でも、何かが違う。
俺は、俺の恋人としてそばにいてくれることを望んでいるのだから。
「『上司と部下の関係』に戻るしかないだろうか・・。もう、遠藤さんとは何か約束を?」
「え・・?」
「そうなってしまったのも俺が原因だから、もちろん責めるつもりなんてないんだけど・・。手遅れだったなと思って」
「手遅れって・・どういう・・」
混乱しているような感情の表情を見て、まだ何も説明していないのだと気づいた。
自分の気持ちばかり先走っていて。
「ごめん、そうだね。話さなければいけないことがいろいろとあるんだけど、一番最初に伝えなければいけないのは、どうして俺が翔子に連絡を取らなかったか・・だよね?」
彼女は肯定も否定もせずに、俺の顔をじっと見ている。
「俺がいま手掛けているのは事業譲渡だ。
それも、業界にちょっとしたインパクトを与えるような事案なんだ。だから、俺には日本を出るときから既に情報屋が付いていた。理紗を追ってきた情報屋が、俺の方が本命だと思ったんだろう。
そうなるんじゃないかと予測もできていたんだが、思いの外しっかりとマークされていてね。俺から情報が漏れないと分かったら、もしかしたら翔子がターゲットになるかもしれない。俺がそばにいられない状況で、怖い思いをさせたくなかったんだ。
だから・・・・だからプライベートの連絡を全て絶った」