先輩と後輩の関係。




2人はこれから龍生の家に行くらしい。

幸せで何よりです。






私は、舜くんの家に行こうと思ったけど…時間が日を超えていたから断念して自分の家に帰宅して大人しくお風呂に入って寝た。
 



私の彼氏はマメなタイプの人じゃないから朝起きたって、LINEが入っているはずもなく…

私から『おはよう』と、LINEをすると「おは」とやる気のない返信が返ってきた。




私たち付き合ってるの?と、思うくらいだけど…この人を好きになってしまったのは私だから期待するのは諦めてとりあえず、誘う。





『デートしよ』

「とりあえず凛の最寄り駅に行く」





ということで、行動力はあるらしい。




付き合って、初めてのデートかもしれない。

急いで、メイクと髪の毛をセットして着替えて…



想像以上にハードだったけど、楽しみすぎてそれさえも楽しく感じられた瞬間だった。





準備が出来次第、駅に向かうと既にいた舜くん。

髪色が変わっていて…会って早々、キュンキュンだった。





『昨日染めたの?』

「そう」

『似合うね〜凛も染めて欲しい』

「料金発生するよ」

『割引ないの?』

「考えとく」

『何で考えるの?わかったでいいじゃん』

「俺の心に聞かないとわからない」



と、急に心臓に手を当て始めてふざけ始めた。




何なの、この人。

意味不明なことを言って遠回しに断るなんて最低すぎる。






< 132 / 211 >

この作品をシェア

pagetop