先輩と後輩の関係。





お客様が来ると、先輩の表情が変わって捌く感じが何にも言えなくなる。





それも、ほとんどの方を満足させる。



私もたまにお客さんになってみたい。

けど、一瞬にして心地悪過ぎて嫌になるだろうな。




考えるだけでダメってことは、もうダメってことだ。やめとこう。





『ありがとうございました、』


と、

最後のお客様が帰るといつもの手袋を渡された。




最後の最後まで私がやるんですね…

君の執事みたいだ。




営業後くらいは別料金がほしい。

文句言わずにやりますけど、心の中は文句で溢れている。






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