先輩と後輩の関係。
東京なら柚香と龍生の家しか泊まるところはなくて…でも、それは迷惑だからここの家に帰ってくるしかない。
地元に1泊で帰ろうかな。
それも、気分転換にいいけど…考えたら連続しての休みがないから現実的に厳しいかもしれない。
最悪だな。
いいことばかりは続かないけど…気分はどん底だった。
次の日からはさすがに帰ってきたけど…数日間、無音の生活をしていた。
一緒の出勤日も別々で出勤して、退勤して…
寂しいというか、イラついてるから1人でも全然平気。
この喧嘩してる時とラブラブな時の差が激しくて…ウケる。
喧嘩して5日目くらい。
次の日がお休みということもあり、私はリビングでのんびりテレビを見ていたら舜が帰宅した。
1人で楽しく晩酌してたのに…帰ってくるの早い。
はぁ…寝室で飲もうかなと思ってたら急に私のところにきて、私のお酒を飲み始めた。
好きなやつなのに…
それは舜も絶対知ってるはずなのに、なんで?
『同じやつ買ってきて』
「いつまでやる?」
『私の気が済むまで』
「いつか言ってみ」
『来年くらいかな』
「違うやつと結婚しそうだわ」
『どうぞ』
「というか、根本は凛だからな」
『指輪返すよ』
と言って、指輪を取ってテーブルに置いた。
正直、喧嘩してても…どんな感情の勢いだとしてもそんな事は言わないで欲しかった。
喧嘩中も舜の帰りを待ってた私が馬鹿馬鹿しい。
それに、
少しでも会いたい好きだと思ってたのが虚しかった。
指輪が届いて、舜につけてもらった日から外したのは初めてだった。
『ごめんだけど…凛は帰るところがないから、新しい家が見つかるまではここにいるから…帰ってこないで』
「本心か?」
『今、そこでそれ言うの?それは、卑怯だよ』
「…ごめん」
『根本は凛だと思うし、話さなかった数日間はごめんとも思うけど…私にも気持ちはあって、言っていいことと悪いことはあるよね』
『お店で先輩って、舜くんっていう人がいるから浮かれてるの?凛と別れたって苦労しないもんね。』
「勢いで言いすぎた。ごめん。」
『舜が帰ってこなかった日も、1人で寝た日も…考え事して帰ってきた日も気になってたし、好きだし…さっきの言ったことは全然本心じゃないけど、舜が凛の事好きじゃないから一緒にはいたくない。』
「好きだよ」
『じゃ、そんなこと言わんでよ』
「ごめんね」
『帰って来なかった日、どこに行ってたの?』
「ひろん家。寝落ちしてた」