優しい犯罪




すぐに扉を閉めた。…冷や汗をかいた。



警察と聞いて連れて行かれるかと思ったけど、私はこの世に居ないことになっているから、警察の人たちは私のことを知らない。


大丈夫なはずなのに、あの鋭い目に捉えられると何故か焦る。





「ふぅ…。もう来なくても良いよ。おじさんが捕まっちゃう」




胸を撫で下ろしたところで、今度はインターホンではなく扉がドンドンと音を立てた。



「誰!?もう嫌…」



勢い強めに音を立てた扉を開けると、同じ警察官が立っていた。



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