腹黒弁護士に囚われて、迫られて。ー輝かしいシンボルタワーで寵愛されていますー
「ここで!? って、ちょっ、んんっ……」
暖の薄い唇が私の口に触れた。何度も口をつけるだけの軽いキスを繰り返される。
恥ずかしくて顔から火でも出そうだ。
そんな私を見て、暖は「ハハッ」と笑みを零した。
「顔、真っ赤。本当、かわいいよな」
「もうかわいいって言われる年齢じゃない……」
「かわいいよ、俺から見た和歌はキラキラしてるし、目が合う度に、今もドキドキする。胸が張り裂けそうになる」
なんで暖はそう、恥ずかしいことをサラッと言ってしまうのだろう。
私はそこまで素直になれない。素直になれないから、暖に「私もキラキラして見える」と言えない。今も一方通行な片思いだと不安にさせてしまっている。
少しでも私の思いが伝わってほしくて、暖の胸倉を掴み自分から強引にキスをした。けれど、歯がぶつかってしまって、暖のように上手にキスをすることができなかった。
「……ごめん、私もドキドキしてるってこと伝えたかったんだけど」